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研究テーマ

宇宙用電気推進機の研究開発

  • センター長

    機械工学科 知能機械コース

    教授宮坂 武志

電気推進機は従来の化学ロケットと異なり燃費が良く,作動のOn/Offが容易で「柔軟な」運用が可能である。その一種であるイオンエンジンは、探査機「はやぶさ」の主エンジンとして活躍、衛星の搭載エンジンをすべて電気推進機でまかなう「全電化(オール電化)」衛星の時代を拓いた。

同じく電気推進機の一種である「ホールスラスタ」は月周回有人拠点「Gateway」に採用され,スペースX社の宇宙インターネット通信網を構成するスターリンク衛星にも用いられている。研究室ではこのホールスラスタを複数束ねたクラスタシステムの研究、間欠構造を持ちパルス作動により推進力を発生するパルスプラズマスラスタ(PPT)等の電気推進機の研究を進めており、ロケットシステムの形状、用途範囲の自由度が増した「柔軟な」宇宙輸送システムを可能にすることを目的としている。

 

  • レーストラック・ホールスラスタSBSシステム

  • パルスプラズマスラスタ(PPT)


イオンエンジンシミュレーション