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成層圏科学

  • 機械工学科 機械コース

    准教授西田 哲

 成層圏は地球の大気のうち高度10 kmから50 kmに存在する領域で、高度が高くなればなるほど大気の温度が高くなるという特徴があります。これは、太陽から地球に降り注ぐ紫外線の一部を成層圏に存在するオゾンO3が吸収して化学反応を起こし、光のエネルギーを熱に変換するためにこのような温度分布になっています。成層圏は、高度10 km以下の我々が存在している対流圏とは、圧力が低い、大気中の水分が少ない、紫外線が強いなど異なる特徴があります。これらの特徴をうまく利用した新たなサイエンスの可能性を成層圏は秘めています。

 


成層圏オゾン